開業以来百十余年、正統フランス料理を追求、数々の料理を生み出してきた帝国ホテル。歴代のシェフが培ってきた「帝国ホテルの味」を継承するレストラン、地下1階のトラディショナルダイニング「ラ ブラスリー」。味と技術、そしてその根底に流れるおもてなしの心を伝える居心地の良さも魅力の一つだ。
林シェフおすすめのメニューは「特撰牛肉の煮込み ブルゴーニュ風 手打ちのヌードル添え」。昭和初期にフランスへ料理留学していた当時の料理長が、近代フランス料理の祖オーギュスト・エスコフィエから直々に学んだフォン・ド・ボーを、当時のレシピもそのままに、たっぷり使った伝統の味だ。
「フォン・ド・ボーをとるのに3日間、牛肉を煮込むのに数時間かかります」と林シェフ。
おいしさのために手間を惜しまず、心をこめて作り上げる。フランス料理の決め手となるソースの魅力をじっくり味わうことができる一品。軽い食事ならこの1皿で満足できるほどのボリュームだ。
「ソースが残ったら、ぜひ最後の1滴までパンですくってお召し上がりください」(林シェフ)。
行儀が悪いのでは、と思いがちだが、決してそうではない。楽しんで最後の1滴まで召し上がっていただくことが料理人として1番の幸せだと林シェフ。肩ひじ張らずに楽しくおいしく食べてこそ食事。食の主役は食べる人なのだと、あらためて考えさせられる言葉だ。
9月1日からは25周年を記念して田中健一郎第13代総料理長のオリジナルメニューの夕べ「美食の秋」も開催される。この秋は「ラ
ブラスリー」で帝国ホテルの味の神髄に浸ってみてはいかがだろうか。
(お問い合わせは03-3539-8073) |
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| 「特撰牛肉の煮込み ブルゴーニュ風 手打ちのヌードル添え」 |
1981年帝国ホテル入社。フランスの3つ星レストランでの修業を経て、「ラ ブラスリー」シェフに就任。伝統をしっかり受け継ぎながらも、新しい食材にチャレンジし、新鮮な驚きを伝え続けたいと語る意欲的なシェフ。
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