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本来はランプ肉を使いますが、手ごろな赤身でもおいしく作れます。 |
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肉叩きがない場合、すりこ木のような棒又は包丁の背で叩いてもできます。ただし、包丁の背の場合、肉が切れないように軽く叩くように注意します。 |
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玉ネギを炒めるときは、粘りが出すぎないよう、色づく程度に炒めます。 |
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下ごしらえさえしてしまえば、焼き時間はあっという間。おもてなしにも重宝です。 |
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付け合せは季節の野菜などお好みで。ハッシュドブラウンポテトや温野菜なども良く合います。 |
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シャリアピンステーキ誕生秘話
1936年新春。世界一の低音とたたえられ、「声楽の神様」とも呼ばれたロシアの声楽家、フィョードル・イワノビッチ・シャリアピンが来日。奇跡の歌声を日比谷公会堂で披露しました。その声量を支えたものは、高たんぱく・高カロリーの牛肉料理でした。しかし、来日時のシャリアピンはあいにく歯痛のため、ステーキを食べられない状況でした。その窮地を救ったのが、帝国ホテルの当時のニューグリル料理長。筒井福夫氏。すき焼きにヒントを得、菲く叩いた牛肉を玉ネギで漬け込み柔らかくアレンジしたステーキを考案し、シャリアピンを大変喜ばせました。以来、氏の名前を冠したステーキは帝国ホテルの名物メニューとして人気を博し、ついに世界中に広がることとなったのです。 |