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『シェフの味にトライ!』知っておきたいプロのウラ技も満載、シェフオリジナルのごちそうメニューを特別にレシピつきでご紹介。ホテルならではのあの味を、ご家庭で再現してみませんか。
≫ 帝国ホテル 『シャリアピンステーキ』
ラディソン都ホテル東京 『百合根ヴィシソワーズ』
  帝国ホテル  
  トラディショナルダイニング
「ラ ブラスリー」
 
 
林シェフのおすすめレシピ
シャリアピンステーキ
 
料理の写真

 (4人分)
牛肉 130〜150g
×4枚
玉ネギ 4個
好みの付け合せ 少々
パセリ 少々

 調味料
無塩バター 大さじ4
塩こしょう 適量

血液サラサラ効果に期待の玉ネギで漬け込むことで、うまみを引き出し、柔らかく仕上げたステーキ。
帝国ホテル生まれのメニューとして、あまりにも有名な「シャリアピンステーキ」。驚くほど手軽に作れて、柔らかく食べやすい工夫がこめられたステーキは、お子様から年配の方まで、どなたからも愛されるおいしさです。

 作り方
(1) 牛肉を肉叩きで5mmほどの厚さまで形を整えながら伸ばす。最後に包丁の背で斜めに目が交わるように軽く叩き、筋があれば切る。
(2) 玉ネギ2個はすり下ろし、肉全体になじむように漬け込み、ラップで包んで常温で30分ほどおいておく。
(3) 熱したフライパンに半量の無塩バターを入れ、みじんきりの玉ネギ2個をじっくり炒める。狐色になったら取り出しておく。
(4) 漬け込んだ肉を取り出し、おろし玉ネギを取り除いて塩こしょうする。熱したフライパンに無塩バターを入れ、溶け始めたところで肉を入れて表面を強火で一気に焼く。返したらすぐに火を止め、軽く余熱を加えたら、好みの付けあわせとともに皿に盛る。
(5) 肉を取り出したフライパンに(3)の玉ネギを入れ、肉汁を含ませるように温め、軽く塩こしょうする。
(6) 盛り付けた肉の上に炒めた玉ネギを均等に盛り付け、包丁の背で網目模様をつけ、パセリをふって出来上がり。
チェックポイント
 
本来はランプ肉を使いますが、手ごろな赤身でもおいしく作れます。
肉叩きがない場合、すりこ木のような棒又は包丁の背で叩いてもできます。ただし、包丁の背の場合、肉が切れないように軽く叩くように注意します。
玉ネギを炒めるときは、粘りが出すぎないよう、色づく程度に炒めます。
下ごしらえさえしてしまえば、焼き時間はあっという間。おもてなしにも重宝です。
付け合せは季節の野菜などお好みで。ハッシュドブラウンポテトや温野菜なども良く合います。
シャリアピンステーキ誕生秘話
1936年新春。世界一の低音とたたえられ、「声楽の神様」とも呼ばれたロシアの声楽家、フィョードル・イワノビッチ・シャリアピンが来日。奇跡の歌声を日比谷公会堂で披露しました。その声量を支えたものは、高たんぱく・高カロリーの牛肉料理でした。しかし、来日時のシャリアピンはあいにく歯痛のため、ステーキを食べられない状況でした。その窮地を救ったのが、帝国ホテルの当時のニューグリル料理長。筒井福夫氏。すき焼きにヒントを得、菲く叩いた牛肉を玉ネギで漬け込み柔らかくアレンジしたステーキを考案し、シャリアピンを大変喜ばせました。以来、氏の名前を冠したステーキは帝国ホテルの名物メニューとして人気を博し、ついに世界中に広がることとなったのです。
 
 
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